S&P500とは?
S&P500は、アメリカの大手上場企業500社の業績をモニタリングする株式市場インデックスのことです。 1957年に導入されて以来、S&P500インデックスは、現在、世界で最も広く活用されている株式市場指数のひとつになっています。 このインデックスには、様々な業界や業種の企業が含まれています。
計算の仕方
このインデックスは時価総額加重方式で算出されています。つまり、時価総額の高い企業ほどインデックスのパフォーマンスに大きな影響を与えるのです。
委員会は、時価総額、流動性、経済的な成長可能性など、一定の基準に基づいて企業を選定しています。 S&P500に参加するためには、企業は次のようなインデックスの要件を満たさなければいけません。
- ニューヨーク証券取引所(NYSE)もしくはナスダックに上場していること。
- アメリカ企業であること。(本社がアメリカにあり、国内で売上を立てていること)
- 時価総額が110億ドル以上の大企業であること。
- 十分な取引流動性があること。
インデックスは市場全体の動きを代表して反映し続けられるよう、定期的に見直しされます。
インデックスに採用されている企業とは
このインデックスで最も大きなシェアを占める企業は、テクノロジー、ヘルスケア、エネルギー、金融、小売、基礎産業など、さまざまな業種にわたります。
2023年6月のレートでは、S&P500のトップ10には次のような企業が含まれています。
- Apple
- Microsoft
- Amazon.com
- NVIDIA
- Alphabet(Google)
- Meta(元Facebook)
- Berkshire Hathaway
- Tesla
- UnitedHealth Group
- Exxon Mobil
投資家のための活用方法
投資家や金融アナリストはS&P500をアメリカ経済の強さを示す指標として、あるいは投資パフォーマンスのベンチマークとして利用することが多いです。
投資家は、投資パフォーマンスを評価し、ポートフォリオ配分について十分な情報を得た上で意思決定を行うための基準として、このインデックスを利用することができます。
S&P500に連動するインデックス・ファンドや上場投資信託(ETF)に投資することで、投資家は幅広い業界や業種の様々な企業に投資することができ、個別銘柄に投資するよりもポートフォリオのリスクや変動性を軽減することができます。
S&P500を取引する理由
S&P500に掲載されている企業に投資することで、投資家に次のようなメリットがあります。
S&P500は高い流動性がある このインデックスに掲載されている企業は大企業であり、会社として成熟しているので、取引量が多く、流動性が高い。 つまり、株価に大きな影響を与えることなく、企業の株式を手軽に売買できるのです。
S&P500はパフォーマンスが高い このインデックスはこれまでも高い収益をあげており、過去数十年の平均の年間リターンは約10%です。 過去の成果が未来の結果を保証するものではないにしろ、S&P500を取引することで、短期的にも長期的にも魅力的なリターンをもたらしてくれる可能性があります。
S&P500は人気があり、広く活用されている。 S&P500は投資パフォーマンスのベンチマークです。 自分の投資パフォーマンスを評価するための参考として、このインデックスを使うことができるでしょう。
当社のSNSをフォローしてください。(Telegram、Instagram、Facebook)Headwayの最新情報をすぐに確認できます。