分析(はじめに)
分析の種類
- ファンダメンタルズ分析
- テクニカル分析
- センチメント分析
ファンダメンタルズ分析
株式の取引をしている場合、ファンダメンタルズ分析では、企業の経済状況がどうなっているか、企業の将来的な価値は正しく現在の株価に反映されているかどうかを判断することが目的になります。
Fxでは、通貨の財務諸表がないため、ファンダメンタルズ分析ではさまざまな指標が含まれます。通貨の将来と現在の価値を決定する多くのデータがあり、その中にはお客様が現在取引しているか、今後取引するつもりの通貨に関連する国の経済データも含まれています。
そのデータにはGDPや失業率、インフレ率、賃金上昇率、貿易収支などの情報も含まれています。 さらに、各国の通貨価値には中央銀行の方針が大きく影響を与えるため、トレーダーは常に中央銀行のポリシーをチェックすべきです。
テクニカル分析
テクニカル分析は、チャートのみを基にして、最近の動きと傾向を評価し、通貨価格の次の動きを見極めます。 一般的に、テクニカル分析をする人たちはファンダメンタルズ分析をあまり重要視しない人が多いです。
例えば、テクニカル分析をする人は過去の動きを見ることで未来の動きを予測しようとします。 例えば、彼らは通貨の次の動きを判断する際に、支持線と抵抗線に注目することがあります。 つまり、すべてチャートをみて決めるのです。
チャートの種類
トレーダーが日常的に使っているチャートには多くの種類があります。 ひとつも完全無欠なものはありません。 判断をする前に複数の種類のチャートを使うトレーダーもいます。 より多くの情報を手に入れれば入れるほど良いのです。 下記は最もよく使われているチャートです。
- ラインチャート
- バーチャート
- ローソク足チャート
支持線とは?
例えば、ユーロの価値が直近数時間で下がっているとしましょう。そして、ある時点で、下落が弱まり、域内で取引され始めたとしましょう。
ユーロが再び上昇に転じるまで、数時間同じレベルを維持し、下降に転じることがなかったことに注目してください。 価格が何度も同じくらいのラインで跳ね返って上昇に転じることを支持線と呼びます。 あらゆる支持線は過去のデータを見れば判断できます。 例えば、2020年にユーロがドルに対して1.1100で跳ね返っている場合、将来的にも同じ水準で上昇に転じる可能性が高いです。
支持線を割ってしまったらどうなる?
一般的に、通貨取引が支持線に近づくと、分析している人たちは跳ね返りの可能性に注目します。 しかし、支持線を割り、彼らの期待よりも価格が下がってしまったらどうなるでしょうか? その支持線はもはや有効ではなくなり、該当の通貨の価値は次なる支持線まで下がる可能性が高いでしょう。
上記の例では、ユーロは0.9955あたりの支持線で何度も跳ね返っていることがわかるでしょう。しかし、明確で継続的な強度であることを示すことはできず、再び通貨が下落し、支持線を割ってしまったことがわかります。 一度支持線を割ってしまうと、下落する力はますます強くなってしまいました。
抵抗線とは?
抵抗線は支持線の逆です。 通貨の需要が高まり、上昇傾向にあるとき、あるレベルに達すると、勢いを失い始めます。 特定のエリアで複数回跳ね返った後、再び下落を始めます。 下のチャートを見てください。
数時間のうちに価格が上昇し、その後同じレベルの上昇は続かず、数日間顕著な抵抗があった後、上昇傾向は終了し、以前の状態に戻ったことに注目してください。
抵抗線を超えてしまったらどなる?
支持線のときと考え方は同じですが、逆になります。 一度抵抗線を超えることに成功して、数時間その状態を維持すると、ふつう、新たな抵抗線まで価格が上昇することになります。 下のチャートを見てください。
この通貨ペアは約2週間にわたり抵抗線を超えようとしていましたが、抵抗線を超えると、その直後から数時間以内に顕著な上昇が起きています。