取引する現地株式の選び方

最近、当社では100種類以上の専売の資産を商品リストに追加いたしました。 これで、お客様には東南アジア市場の株式やインデックスをお取引いただけます。 投資初心者で、あまり一般的でない現地の株式を取引したいと思っている方向けに、最適な株式を見つけたいときに何を考えればよいのか、4つのポイントをお教えします。

流動性

株式を選ぶときは、流動性を優先することが重要です。 これはつまり、PTバンク・セントラルアジア（BBCA）のような取引量の多い株式を選ぶべきだということです。

インドネシア最大の銀行の一角であるBBCAの時価総額は、2023年7月現在で874兆ルピアを超えています。 この株式の平均の1日の取引量は約900万株程度です。 このことから、市場で売買をしている人が非常に多いため、価格に大きな影響を及ぼすことなく売買がしやすいということがわかります。

業界

また、ご自身が精通していたり、興味があったりする業界の現地株式に着目するのも賢いやり方です。 例えば、情報技術関連の業界で働いている場合、現地の情報技術会社に投資するのは良い選択かもしれません。

たとえば、PTテレコムニカシ・インドネシア（TLKM）がその例です。 この州立の通信会社はインドネシアで最も大きな企業の一角を成しており、時価総額は2023年7月時点で293兆インドネシアルピーを超えています。 同社は、携帯電話、固定電話、インターネットサービスなど、幅広い通信サービスを提供しています。 情報通信産業の成長可能性を考えて、テレコムニカシ・インドネシアに投資することはこの業界に興味がある人にとっては賢い選択肢になりそうです。

持続可能性

財務データと収益レポートを使って、企業の長期的な持続可能性を評価しましょう。

例えば、PTユニリーバ・インドネシアTbk（UNVR）は85年以上インドネシアで続いている消費財会社で、食べ物、飲み物、パーソナルケア商品、ホームケア商品など、幅広い種類の製品の製造とマーケティングを行っています。

ユニリーバ・インドネシアはサステナビリティへの宣言をしており、温室効果ガスと廃棄物の削減、持続可能な資源の活用、現地コミュニティの支援などを表明しています。 同社の財務報告書でも、長年にわたって一貫した収益の成長と収益性が示されており、長期的に市場にとどまる力があることがわかります。

本当の価値

企業の正しい価値を現在の株価と比べて判断することは非常に重要です。 このように比較することで、企業の株が過小評価されているのか、過大評価されているのかがわかります。

例えば、PTバンク・セントラルアジア（BBCA）のPERが20で、1株の利益が1,000インドネシアルピーだった場合、今後、株の価格は20,000インドネシアルピーになることが示唆されています。 もし現在の株価が20,000インドネシアルピーを下回っていれば、株は過小評価されているかもしれません。 反対に、バンク・セントラルアジアのPBRが3で、1株あたりの純利益が5,000のとき、今後、株価は15,000インドネシアルピーになることが示唆されています。 もし現在の株価が15,000インドネシアルピーよりも高い場合、株式は過大評価されているかもしれません。

さらに、企業の財務状況を同業他社と比べることで該当企業の市場での立ち位置を見極める手助けになります。 バンク・セントラルアジアのPERとPBRが同業他社と比べて高ければ、株式が過大評価されているということかもしれません。

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